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【熊本・宮﨑・鹿児島】大阪から1泊2日の弾丸日程で行く九州縦断鉄道旅(1日目-肥薩線等)

 九州は言わずと知れた観光列車王国です。

 JR九州は「D&S(デザイン&ストーリー)列車」と称して積極的な展開をしています。 

 

 今回は、休みを使って1泊2日でできるだけ多くの列車に乗ることを試みました。

 ということで、新大阪駅の始発(6:00)のみずほに乗って熊本まで行き、まずは「SL人吉」に乗車します。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 SL人吉の蒸気機関車は8620形(通称「ハチロク」)です。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 客車は50形をレトロ調に改造したもの3両で、1号車と3号車にはそれぞれ展望ラウンジ、2号車にはビュッフェが設置されています*1

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 そして、車両では、SL人吉を表すマークとして、86(ハチロク)を基にデザインしたものが色々な所に使われています(よく見ると真ん中に「86」という数字があります。)。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 SL人吉では、沿線の人が手を振り、これに車内から手を振り返す「手を振れーる運動」というもの行っているとのことで、沿線の方々が手を振ってくれました。

 

 八代駅からは日本三大急流の1つである球磨川沿いを走行していきますが、途中の停車駅もそれぞれ趣があります*2

 なお、途中の球磨川第一橋梁*3で球磨川側の席が左右入れ替わりますが、奇数のA・B・C・Dの座席の方が球磨川側の時間が少し長いです(特に窓際の席はAかDです。)。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 白石駅は1908年(明治41年)開業の木造駅舎です。

 そして、木造駅舎との抜群の組み合わせによる絶好のSL撮影タイムでもあります。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 SLに乗ると、乗車するのも良いが走行している姿を外から撮影もしたいというジレンマを毎回かかえます。 

 

 一勝地駅は、縁起の良い名前から人気で(「地に足を付けて一勝を!」と掛ける)、必勝お守り記念入場券が販売されています。スポーツ選手(高校球児)や受験生に人気だそうです。

 また、地元の方がバザーを開いていて、焼酎の試飲もできました。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 車内では、SL人吉の車内限定販売の「おごっつお弁当」をいただきました(620円)。青井阿蘇神社のおくんち祭りの際に食べられていたお弁当を再現したものとのことです。質素ですが、それぞれの味付けがとてもよく、完成度の高いお弁当でした。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 人吉駅に着くと、次の列車まで少し時間があったので、1911年(明治44年)建築の石造機関庫*4を見たり国宝の青井阿蘇神社に参拝したりしました。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 また、人吉駅では、楽しみにしていた駅弁界のレジェンド・菖蒲さんにもお会いすることができ、名物駅弁の「栗めし」を買いました(1,100円)。これもまた美味でした。次の機会があれば鮎ずしも食べてみたいです。

 なお、菖蒲さんは写真撮影にも笑顔で快く応じてくれました。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 人吉駅からは、「特急いさぶろう・しんぺい」*5に乗車して矢岳越えをします。なお、人吉駅から吉松駅へ向かう列車が「いさぶろう」、逆方向の列車が「しんぺい」です。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 これは、矢岳第一トンネルの北側入口(人吉側)に当時の逓信大臣の山縣伊三郎による「天險若夷」、南側入口(吉松側)に当時の鉄道員総裁の後藤新平による「引重致遠」の扁額が掲げられていることに由来するそうです。

 

 この区間には、日本で唯一スイッチバックとループ線の組み合わせの中にある大畑駅、肥薩線で最も標高の高い矢岳駅*6、同じくスイッチバックの中にあり、縁起の良い名前として知られる真幸駅*7があります。いずれの駅でも駅舎等の見学のために数分間停車します。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 ループ線の上から先ほど停車した大畑駅とスイッチバック、ループ線の始点が見えます。ここで数分間停車してくれました。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 矢岳駅には、駅舎の隣に肥薩線を走っていたD51(デゴイチ)も静態展示されていました。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 真幸駅には、駅名にちなんで幸せの鐘がありました。 なお、真幸駅は肥薩線で唯一の宮﨑県内にある駅です。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 そして、最大の見どころは、何と言っても日本三大車窓の1つである肥薩線 矢岳越えの霧島連峰の風景です*8。この風景が見えるところで少し停車してくれます。

 ちなみに、この車窓側の席は奇数のA・B・C・D、特に窓際の席はAかDです。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 残念ながら薄い雲がかかっていました・・・が、それでも綺麗でした。

 

 吉松駅に着くと、ここで「特急はやとの風」に乗り換えます*9

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 この区間には、1903年(明治36年)開業の木造駅舎が2つも残っています。

 まずは、大隅横川駅*10。この駅舎にはアメリカ軍による機関銃掃射の跡も残っています。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 次に嘉例川駅*11

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 そして、嘉例川駅では、土日祝日限定で、幻の駅弁と言われる「百年の旅物語 かれい川」(通称「かれい川弁当」)が販売されています(1,080円)。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 このように毎回売切必至なのですが、はやとの風に乗る場合は、2日前までに引換券を購入*12しておけば、車内でこれを受け取ることができます。

 ということで、事前引換券を購入していた私は幻の駅弁を車内で受け取っていただきました。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 これもめっちゃ美味しかったです。

 1日3つは駅弁を食べ過ぎな気がしましたが、美味しいので仕方ないです。

 

 その後、列車は錦江湾沿いを走行し桜島を見ながら鹿児島中央駅に到着しました。

 ちなみに、錦江湾側の座席は各番号のA・B、特に窓際の席はAです。

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(Nikon D750+Nikon AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 列車に乗って、駅弁と食べて、車窓を見るだけで1日が終わりましたが、見どころ満載でずっと楽しめました。

 

 この後は、次の日の予定との関係で、出水駅に向かって、駅前のホテルに宿泊です。

 

 そういえば、列車内から車窓を撮るときは、車内の明かりや自分の姿などが窓に映り込んでしまうことがよくありますよね。

 今回は、その対策として、ラバーのレンズフードを装着し、これを窓に密着させて撮影するということを試みてみました*13。撮影の自由度は減りますが、映り込みは幾分マシにはなった気がします。

 

 

(2日目に続く)

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*1:座席は全席指定です。熊本駅→八代駅間だけ乗るという人もいました。

*2:駅舎見学等ができるように複数の駅で数分間停車します。

*3:有名な撮影スポットです。

*4:近くの転車台で機関車が方向転換するところも見たかったのですが、13時45分頃からの予定であったため旅程上見ることができませんでした。

*5:人吉駅↔吉松駅区間は普通列車としての運行ですが、自由席はかなり少ないので座席指定券を購入しておくことをお勧めします。

*6:標高536.9mです。人吉市街が標高約100mなので、その差約400mをスイッチバックやループ線を駆使して這い上がってきたことになります。

*7:縁起の良い名前にちなんだデザインの入場券を人吉駅か吉松駅で購入できます。

*8:他は、旧根室本線の狩勝峠越えと篠ノ井線の姥捨です。

*9:乗り換え時間が数分間あるので、この間に真幸駅の乗車券を購入したりできます。

*10:駅舎見学ができるように数分間停車します。

*11:駅舎見学ができるように数分間停車します。

*12:JR九州のみどりの窓口や駅旅行センター等で購入できます。私はたまたま別件で九州に用事があったのでその際に購入しました。事前にJR九州エリアに行けない人は、郵送での購入もできるようです。

*13:ただし、AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRに付けた場合、広角側では少しケラレが発生しました。