【京都】夜の参拝・国宝だらけの西本願寺 花灯明に行ってきた

 現在、西本願寺(正式名称は「本願寺」)では、門主が宗祖の親鸞聖人から数えて第25代の専如門主に代替わりされたことに伴い、伝灯奉告法要というものが行われています(「伝灯奉告法要」の意味などの詳細は西本願寺の公式ホームページを見ていただくのが早いと思います。)。

 

 そして、伝灯奉告法要の協賛行事として、「西本願寺花灯明」という夜間拝観、ライトアップイベントが開催されていたので行ってきました(5月31日まで)。

 

 受付は、普段の参拝の際に出入りする 御影堂門や阿弥陀堂門がある堀川通側ではなく、北小路通側の大玄関門前です。

 

 早速、唐門(国宝)がライトアップされていました(唐門の外側は入場をしなくても見ることができます。)。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)

 

 とりあえず受付を済ませます。

 

 受付時間は17時30分~21時10分、公開時間は19時00分~21時30分です。

 受付*1をした上で整理券をもらい、整理券記載の番号のグループ(100人単位)についてホワイトボードに書かれている集合時間になったら受付横に集合し、その後グループごとに順番に入場していくというシステムです。

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 京都の紅葉時のライトアップなんかでは、よく大行列になって数時間立ったまま待つということも多いですが、これだと待ち時間に食事に行ったりできるのでかなり良いシステムだと思います。

 

 ちなみに、私は、18時30分頃に受付をして、集合時間は20時20分のグループでした。

 受付時間が最後の方だと、時間の都合上書院を見ることができないなんてこともあるみたいなので、残り数日で行かれる方は、早めに受付する方が良さそうです。

 

 京都駅周辺で食事をするなどして時間を潰し、集合時間に再び受付前に戻ります。

 こんな感じで、集合時間にグループごとに並び、順番に大玄関門から入場していきます。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)

 

 入場後は、まず唐門(国宝)を内側から見ます。この唐門は昼間はいつでも見ることができますが、夜のライトアップされた様子は装飾がより煌びやかに見えます。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)

 

 この唐門は、檜皮葺き・唐破風の四脚門です。

 来年から数年間の修復工事に入るとのことで、もうすぐ見ることができなくなってしまいます。

 

 ちなみに、この門はいつもは閉まっていますが、今月の21日に34年ぶりに1日限定で開門され、下を通ることもできたとのことです。

 行けばよかった!!

 

 唐門を見た後は、書院(国宝)の内部へ入ります*2

 入口前の虎の間を通った後、順に対面所(鴻の間)(南能舞台の前)→雀の間→雁の間→菊の間→白書院(三の間、二の間、一の間)→北能舞台の前→虎渓の庭(枯山水)の前をぐるっと一周して見ることができました。

 それぞれ、部屋の名前になっている鳥などが襖や天井に描かれていました。

 

 残念ながら書院内部は撮影禁止*3でしたので写真はありませんが、非常に豪華、綺麗な装飾が、ライトアップによってより荘厳な雰囲気となっている上、夜のお寺ということで何とも言えない幻想的な雰囲気もありました。

 そういえば、受付で書院のガイドブックがもらえますが、これが情報量が多くて結構良いです。

 

 書院を見た後は、飛雲閣(国宝)です。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)

 

 前に夜間公開された時は、撮影禁止だったそうですが、今回は撮影OKでした(一脚・三脚は禁止です。)。

 ということで、レア(!?)な写真になります。

 

 飛雲閣は、鹿苑寺の金閣、慈恩寺の銀閣と共に京都三名閣と言われている楼閣です。

 他の楼閣と違って原則非公開*4なので、金閣、銀閣に比べると知名度が劣りますが、とても素晴らしい楼閣でした*5

 夜なので、前面の池(滄浪池)の水面に鏡のように映る光景が素敵でした。

 

 金閣、銀閣が左右対称なのに対し、飛雲閣は非対称です。

 豊臣秀吉が建てた聚楽第の遺構を移築したものという噂もありますが、反対説もあり、真相は定かではありません。

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 (Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)

 

 現在は飛雲閣に向かって橋が架けられているものの、当時は橋が無く、小舟で池を渡って建物の向かって左下にある「舟入の間」から入っていたそうです。

 当時の方々は乙なことを考えますね!!

 

 そして、上層の戸には、三十六歌仙が描かれています。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR) 

 

 飛雲閣の美しい姿を堪能した後は、御影堂(国宝)でお参りをして帰りました。

 御影堂には、昼にも行ったことがありますが、昼とは違った姿が荘厳でした。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)

 

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR)

 

 最後のオブジェは、復興支援として、熊本の竹を使用したものだそうです。

 

 西本願寺、国宝だらけですごかったです。しかも、普段非公開のものも多数見られてこれが無料とは素晴らしいです。

 美しい夜のお寺に心奪われました。

 

 「西本願寺花灯明」は5月31日までなので、残り数日しかチャンスがありませんが、貴重な経験ができるので、興味がある方は是非行ってみて下さい。

 

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《西本願寺への公共交通機関でのアクセス》

・JR・近鉄 京都駅から

 西賀茂車庫行などのバス(市バス)に乗車、「西本願寺」バス停下車、徒歩すぐ

 なお、京都駅から徒歩でも約10分程度です。

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*西本願寺公式ホームページ

http://www.hongwanji.or.jp/

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*1:なんと入場料は無料で、特別拝観料等はありませんでした。ただ、受付に熊本地震の復興支援の募金箱があり、その協力のお願いはなされていました。皆さんだいたい1000円札を入れておられましたので、私も同様の募金をして協力させていただきました。

*2:書院は原則非公開ですが、今回のイベントのように特別公開されている期間以外も、事前に予約をすれば拝観することができることもあるようです。

*3:西本願寺の公式ホームページに試験点灯時の写真が一部掲載されています。

*4:原則非公開ですが、今回のイベントのように特別公開されている期間以外も、事前に予約をすれば外観を見ることができることもあるようです。また、毎年5月21日(宗祖降誕会)の際には室内に茶席が設けられるとのことです。ただ、今後は改修予定があるので当面非公開になるそうです。

*5:「銅閣」と呼ばれている楼閣も京都にはあるのですが、その話は別の機会に。