【京都】素晴らしい景観・2つの日本庭園の傑作~①桂離宮

 今日は、数日前に予定がキャンセルとなったため、何をしようかなと考えていたところ、一度は行ってみたいと思っていた2つの庭園、桂離宮と修学院離宮に予約枠の空きがあったため、すぐに申し込んで行ってきました。

 どちらも数か月先まで予約がいっぱいということが多いので、直前でたまたま空きがあったのはラッキーでした。 

 

 なお、ガイドツアーの説明内容のネタバレがありますので、これから参観する予定がある方はご注意ください。 

 

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

【桂離宮】

 17世紀に八条宮家初代の智仁親王が基礎を築き、2代の智忠親王がその後整備を継続した、敷地総面積約7万平方メートルの回遊式庭園です。

 ドイツの建築家のブルーノ・タウトが絶賛したと言われる簡素な美を備えた庭園になっています。

 

 30分前に入口前に到着。私が予約できたのは11時からの枠です。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 なお、予約は窓口、郵送(はがき)またはインターネットでできます*1。最近は、参観の利便性を向上させるために、先着順で当日枠(午後の時間帯)も設けられていて、この受付も11時から行われていました(私が10時30分頃に現地に着いた時点で10人くらいが並んでいました。)。

 

 

 参観者の受付は20分前からで、まずは参観者休所に通されます*2。休所はエアコン完備で、コインロッカー、トイレ、自販機、ちょっとしたお土産売場といったものがありました。

 現地は宮内庁管理なので、皇宮護衛官ががっつり警備していました。

 

 時間になると、ガイドさんと一緒に休所を出発して順番に回ります。桂離宮は狭いところが多いので、各回定員は少なめの35人で約1時間のガイドツアーです。外国人の参加も多く、外国語での音声ガイドのオーディオも用意されていました。

 

 道が狭いので、こんな感じで列になって歩いて行きます。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)  

 

 写真は自由に撮影できますが、グループ行動なので、ガイドさんより先を歩いたり、あるいはグループの列から大幅に遅れたりすることや、説明の邪魔をすることはないようにという注意喚起がなされます。 最後尾には皇宮護衛官が少し距離を置いて付き添っていましたので、現実的にも大幅に遅れることは難しいです。

 私のグループでは、差別をするわけではないですが、立ち入りが禁止されているエリアに少し入ったり、ガイドさんの説明を全く無視して記念撮影をしたり、と中国人の撮影マナーが悪かったです。

 こういうことが続くと、撮影自体が禁止になってしまいそうで不安です。

 

 各建物について人が映り込まないように撮影したい人は、最前列か最後尾がオススメです。特に最後尾だと多少余裕を持って撮影ができます。

 

 順番は、①御幸門→②外腰掛と蘇鉄山→③洲浜と天の橋立→④松琴亭→⑤賞花亭→⑥園林堂→⑦笑意軒→⑧書院(古書院、中書院、新御殿)→⑨月波楼→⑩住吉の松です。

 ただ、今回は⑦笑意軒が改修工事中で中を見ることができませんでした。建物内の有名な壁(金地にエンジ色のビロードが貼られ その間に金箔が斜めに配置されている)が見たかったので残念です。

 

②外腰掛と蘇鉄山

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 外越掛の前に蘇鉄山があるのは、松琴亭へ向かう来訪者が最初にここに来て休むことになるので、すぐに庭園全体が見えてしまって楽しみが無くならないようにという目隠しの意図があるとのことです。

 

③洲浜と天の橋立

 小石で作った浜の先端の灯籠が岬の灯台、島と石の橋の繋がりは天橋立に見立てているようです。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

④松琴亭

 桂離宮内で最も格式の高い茶室です。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 松琴亭の青の市松模様は当時としては珍しいデザインで有名ですね。

 だいぶ色褪せてしまってはいますが、なお綺麗です。

 

 竃のデザインも斬新な気がします。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 庭園内の苔もすごく良い感じです。

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

⑧書院

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 書院は、古書院、中書院、新御殿が繋がっています。後から増築されていったそうです。書院はいずれも外観から眺めることができるだけで、中は見ることができません。

 高床式になっているのは、温度・風通しという事情のほか、庭園が見やすい高さ、敷地の隣を流れる桂川が氾濫したときへの備えといった理由があるそうです。

 

 古書院からせり出している台は、月を鑑賞するために作られた月見台です。

 

⑨月波楼

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 月を見るのに良い位置に作られた茶亭です。綺麗に庭園の風景を切り取ってくれています。

 

⑩住吉の松

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(Nikon D750+AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR)

 

 これも来訪者が庭を一気に見ることができないようにする衝立の役割だそうです。細かいところまでこだわりが感じられます。

 

 

 とにかくすごく綺麗で、約1時間のツアーは一瞬で過ぎてしましました。これがガイド付きで無料で参観できるのは素晴らしいです。写真で紹介しきれなかった、①御幸門、⑤賞花亭、⑥園林堂もそれぞれすごく雰囲気があってよかったです。

  ブルーノ・タウトが「涙が出るほど美しい。」と表現*3したのも誇張ではありませんでした。

 

 数年前までは土日祝日は参観ができなかったのですが、今は利便性の観点から土日祝日も参観ができるようになってとてもありがたいです*4

 

 この後は、同じく予約しておいた修学院離宮に移動します。 

 

(②修学院離宮へ続く)

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《桂離宮への公共交通機関でのアクセス》

阪急京都本線 桂駅下車 徒歩約20分

京都市バス 桂離宮前下車 徒歩約7分(桂離宮前に停車するのは33系統です。桂駅や京都駅から乗車できます。)

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《参観料》

無料

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*1:代表者1人で4人分の申込みができますが、申込時に全員分の氏名及び住所を記載する必要があります。

*2:休所の窓口で参観許可通知と身分証明書の提示が求められます。

*3:正確には、「ここに繰りひろげられている美は理解を絶する美、すなわち偉大な芸術のもつ美である。すぐれた芸術品に接するとき、涙はおのずから眼に溢れる。」だそうです。

*4:現在は原則月曜日休みです。